ぴぴちゃんは頑なにクレジットカードを使いません。
「慣れればだいたい分かる」「なんならスマホで一元管理できて便利」と私は思っていたので深く考えてきませんでたが、いつまで経ってもカードに馴染もうとしないのでちょっと考察したら「現金が一番安心」という人が一定数いるの理由が何となくわかりました。
クレジット引き落としにパニック事件
ぴぴちゃんははじめからクレジットカードを使わなかったわけではありません。
数年前格安simに乗り換えるにあたって人生初カードを作成、当時は会計ごとにニコニコとカードを切っていました。
曰く、
こうやってカード出して、シュッてスマートに会計する感じ?
デキるキャリアウーマン的な感じに憧れてたんだよね~!
とまさしくニッコニコ。
しかし翌月、、、
すすちゃああああああああああああああああああああん、
カード詐欺にあってるかもしれへえええええん、エラい額の請求が、、、
まじか!いくら来たんや!!
さんまんえん、、、、ぱたっ
へ?
さんまん、、、
いやそれくらい余裕で使ってたやろ
そうなんです、ぴぴちゃんの場合会計した瞬間、それはもう「払い終えたもの」になっているのです。
会計時には一文も払わなくていい分あとからまとめて引き落としが来るのがカードなのですが、ぴぴちゃんには実感として「なんかいっぱい請求が来た」みたいに感じているようです。
ていうか、3万円って少なくない?
クレジットカードは危険と思ってしまう理由3つ
「いくら使ったのかわからなくなって危険」というのが彼女の言い分ですが、はじめはあまり相手にしていませんでした。
だいたい小遣い帳をきっちりつけてるわけやないんやから、カードとか電子マネー使ったほうが記録が残っていくらをいつ使ったのか分かることない?
お財布の中のお金が見えるから、現金だったら「これだけ使える」て額が分かるもん
ポイントも付くぞ
スーパーのポイントカードは持ってるし、
ネットでお買い物はすすちゃんにおまかせしているからポイントいらないもん!
おばあちゃんかな?
「これキャッシュレス派VSキャッシュ派みたいになっているなあ」と思いつつ、キャッシュレス派としてぴぴちゃんが「クレジットカードは危険だ」と考えてしまう理由を考察します。
予算がお財布ベースになっている
現金派でよく言われるメリット
- 使った感があるから無駄遣いしなくて済む
- いくら残っているか感覚でわかるから節約になる
これって「その時に入っていたお財布の中身を刹那的に予算のベースにする」から思いつく利点だと思うのですが、いかがでしょうか。
逆に言うなら、「たまたまめっちゃお金入っていたら全額使っちゃうのかい?」ということです。
もう少し長期的に予算を考えておくと、お財布にいくら入っていようがいまいが「今これに〇〇円まで払える」と思えると考えているのですが、、、
私は会社員時代
- 貯金したい額
- 今の貯金額
- 現在の収入
からその月に自由に使える金額を設定してその範囲で買い物をしていました、キャッシュレスで。
偉そうに言うてるけど、そんなお金溜まってないやん
う”っ、、、
まああれよ、突然の大きい出費に対応するだけのバッファ(余裕)を設けなかったのが大きな敗因だな。
さて、ここでぴぴちゃんの意見を振り返ると
「お財布の中のお金が見えるから、現金だったら『これだけ使える』て額が分かる」
そうですが、「食費」「日用品」などの予算を全部封筒などで分けて会計ごとにそれぞれの封筒からお金のやりくりをするならまだ節約効果は高そうです。
しかし今のぴぴちゃんはお財布一つですべての会計を終わらせているので、たぶんぴぴちゃんのお金のやりくりは節約になっていません。
実は節約にならなくてもいい、お金を使った実感がほしい
ぴぴちゃんがクレジットカードをもっとも受け付けない理由としては、おそらく「一気に万単位で引き落とされる」と思うと、貯金が一気に減ってしまって大損してしまったように感じるのではないでしょうか。
数百円~数千円単位でちょっとずつお財布から消えていくほうが彼女の精神衛生上良いのでしょう。
朝三暮四といいますが、ぴぴちゃんにもこれが当てはまってしまいます。
こちらにもある通り、”目先の利益に囚われる考え方をしてしまうこと自体が人間心理の根底にある思考パターンの一種”と考えると、私も同様の考え方にならないように気をつけねばなりませんね。
クレジットカードのなんだかんだが正直わかってないし、わかりたくもない
おそらくこれも根底にあると思われます。
直接は言ってきませんが「勉強するのがめんどくさい」のです。
まずぴぴちゃんは比較するのがすごく苦手です。
何につけ、物事を比較するのには自分で様々な角度から優劣をつけていく必要がありますよね。
これが「一番自分にあったクレジットカードを選ぶ」となると、比較すべき要素がかなり多いので普通の人でも大変です。
それでなくとも「決定疲れ」しやすいASDの特徴を持つぴぴちゃんは結構調べて考えなければわからなさそうなもののニオイを機敏に嗅ぎ分けて回避する傾向があります。
そんなぴぴちゃんがクレジットカードなんていう概念と、クレジットカードを使ってお得にやりくりする方法なんて考えられるはずもありません。
こうして「やっぱり現金だよね」となるのでしょう。
いわゆる思考停止なわけなのですが、仕方がありません。
人間、本来は「どうしても」の必要に迫られなければ思考できないようにできているのです。
中高6年間の英語なんかそれの最たる例だと思うのですが、ぴぴちゃんはじめとする発達障害の方はその人間の本質に忠実なのでしょう。
現金が好きなら人はどうしようもない、やっぱり損しているとは思うけど
私の意見としては「それでもキャッシュレスしようよ」と思うのですが、現実問題「現金派」は一定数存在します。
おそらくぴぴちゃんと同様
- そのほうが節約になると本気で思っている
- 節約にならないと気づいていても、お金の実感がほしい
- なんか面倒くさそうで逃げている
どれかに当てはまっている人が大半なのではないでしょうか。
だとすると、このような方々に「クレジットカードは還元率が~%で」とか「実は現金バックのようなカードもある」とか「保険が自動付帯で~」とか説明して「だからクレジットカードを!」と言っても無駄です。
だって、現金派は「どちらが得か」という土俵には実は立っていないからです。
だからこそいつまで経ってもキャッシュレス派VS現金派議論は平行線なんでしょうね。
というわけで、あまりキャッシュレス派の方は現金派の説得で消耗しないようにしましょう。
彼らも本当に節約したいと思えば、その時初めて我々に耳を傾けてくれるはずです。
、、、と、なんだか考察しているうちに発達障害から少し離れてしまいましたね笑
とりあえずぴぴちゃんに対しては、現金主義でも特段困っているわけではないのでとりあえず様子見で行きたいと思います。
それでは今日はこのへんで。
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