「発達障害の方の金銭間隔はちょっと普通の人とは違って、キツキツな人かゆるゆるな人の両極端に分かれる」
的な事をこちらの本で読みました。
こんにちは、すめし(@sumelog)です。
個人的になるほどなあと思うところも多かったのですが、「なぜ両極端に分かれてしまうのか」は解説されておらずちょっと疑問が残りました。
というわけで、今回と次回の二本立てで私の周りの発達障害の(と思われる)人たちの金銭感覚について振り返り、なぜ発達障害の方の金銭感覚が両極端に分かれてしまうのかを考えていきたいと思います。
エントリーNo.1:つぎ込むのが「これ」と決まっているぴぴちゃん
ぴぴちゃんに特徴的なのは
- 食にはとことん出す
- 衣住への出費は結構辛い
です。
食にはとことん出す
ぴぴちゃんは食に関してはおおらかな金銭感覚で、
- コンビニでの買い食い結構する
- スーパーでのお買い物でも10円多く払ってちょっとでも「美味しい」モノを買うタイプ
- その日の気分でうちごはん→外食へかんたんにスイッチ!
「明日から節約する」いうた次の日に外食ってどゆこと!?
だってオムライス食べたいんやもん♡
こういう会話が結構ザラです。
これだと思った店では会計が青天井
極めつけは「中毒性」といいますか、一度気に入った食材や料理、お店があると毎日でも食べたがるのです。
簡単に言うと「お寿司屋さんで同じネタを連続で頼みまくるタイプ」ということですね笑。
そして本当に気に入ったお店があると、「ぴぴちゃんスイッチ」がONになります。
具体的には
- 満足度最優先
- 値段に糸目をつけずどれだけでも頼みまくる
- 全部食べる
- 会計時後悔することはない
最近でいうと、以前Twitterに投稿した「寿し市」がぴぴちゃんスイッチを入れてしまっています。
週末にぴぴちゃんと、静岡市の「すし市」に行ってきました!
江戸前で修行されていた若大将のガチなお寿司やつまみが、
めっちゃ手頃(といっても回転寿司のソレではなくって、あくまで回らない寿司の範疇で)な値段で堪能できるから本当にオススメ pic.twitter.com/onE8xEVx0a— すめしwithあすぺるハニー (@sumelog) July 22, 2019
普通に走って片道4時間ほどの超遠方にもかかわらず、この半年ちょっとで3回も連れて行かされています。
この前行ったときなんか普段人並みしか食べないぴぴちゃんが、私の1.5倍くらい食べたのでお会計は過去最高額に到達しました。
大将も「食べるスねえ」と目を丸くしながらもお会計、結構頑張ってくださったのですが、、、
ちなみに、私の誕生日祝いとして行ったので全額ぴぴちゃんもちです。
誕生日祝の主役より多くお寿司をたいらげたぴぴちゃんが会計後に一言。
ぴぴの誕生日にも連れてきて、おごってあげてね。めちゃくちゃ食べるから!
いやすぎる
衣住への出費は結構辛い
反対に、ぴぴちゃんは衣類や美容系・日用品にはほとんどお金を使おうとはしません。
服・メイクは買ってもらう
もちろん服やメイクに関しては、広告や雑誌などをみて「かわいいなあ、欲しいなあ」と思うことはしょっちゅうのようですが、
身銭を切ってまで欲しくない、、、
けど欲しい、、、
という思考回路のようです。
結果どうなるのかと言うと、
すすちゃん、これ買ったげてー!
となるのです。
いやー、私も甘いのでほんと色々買ってきましたよ(白目)。
ぴぴちゃんが可愛いのがいけないね!
日用品も、買ってもらう
生活費もほぼほぼ(食費・日用品以外)は私持ちですし、日用品もぴぴちゃんの実家の「生協」をうまく使って自分自身はなるべく身銭を切らずやりくりしているようです。
生協にないようなものは「セールの時にまとめ買い」「効果は二の次・10円でも安い洗剤を選ぶ」のように、食費には考えられないシビアな金遣いです。
特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーは『箱』で買います。
ティッシュボックスとかいう話ではありませんよ、ダンボールですよ。
↓こんなのです
こういうBigなダンボールが家の押し入れの一角を占領しているので、トータルで見てお得かどうか微妙なところです。
確かにまとめ買いで買うときはお得かもしれませんが、、、
ええかぴぴ、俺はこのダンボールにも家賃払っとるんやで?
要る時に要る分だけ買わへんか??
えー、だっていっぱいあったほうが安心感あるんやもん
石油ショック経験者じゃあるまいに
なるほどぴぴちゃんの場合、お得以外にも必需品が溢れている状態に安心感を感じるようです。
これについては金銭感覚とは少し違うようなので、見識が固まったら別途記事にしたいと思います!
キャッシュレスより現金派
ぴぴちゃんはクレジットカードを使いません。
おそらくですが、一気にお金が減る感覚が苦手なのでしょう。
肌感としては引き落とし額が2万円を超えると、ぴぴちゃんは軽いパニックに陥ります。
こうなると、引き落としの元になった会計が「食」だったか「日用品」だったかは関係ありません。
外食の会計時、現金で支払う時にはパニックにならない事を思うと
- 食に対する満足感がすごく高めに設定されている(だからめっちゃ食にお金が出せる)
- その満足感はあまり長続きしないから、クレジットカード払いにすると引き落としでパニック
のかなあと感じます。
確かにぴぴちゃんのお金の使い方は偏っている
ぴぴちゃんのお金の使い方は
「衣住」のお金を極限まで削って「食」に回す
という、ある意味わかりやすい構図となっています。
なので『発達障害で金銭感覚がザル』というのは微妙に当てはまらないような、、、
いうなれば「生活の全てを削って、好きなアーティストのライブに行く」タイプの人に近いですよね。
たまに『お金ないって言いつつライブ遠征も行ってんじゃん、お金あんじゃん』って言われるけれどそれは間違っています正解は「普段の生活を人間が人間でいられる最低限度のレベルに下げて浮かせたお金をすべてライブに当てている」ですよろしくどうぞ
— しお (@sumika_salt) July 25, 2019
どちらかといいうと、
- 必需品に囲まれる安心感
- クレジット引き落としにパニック
のほうが発達障害のそれっぽい気がしてきますね。
ということで今回は全然発達障害の方の金銭感覚が両極端に分かれてしまう理由については見えてきませんでした。
次回も引き続きぴぴちゃん以外の人の金銭感覚を検証します。
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