最近ツイッターでは自己肯定感がトレンド入ってますね。
自己肯定感がひくかった私におきた「ヤバイこと」についてかきました✒ pic.twitter.com/K4HSYNPzIN
— あかり*生き辛いOL (@engawa_akari) August 5, 2019
自己肯定感が低いと自分のことを好きな人が信じられず自分にひどいことをする人を信じてしまうのよね。自分自身をダメな人間だと思ってるから、同じようにダメだと言ってくれる人の方が信用できてしまう。自分のことを好きで大切にできないと、自分を大切にしてくれない人を引き寄せてしまう。
— 朱鷺子おばあちゃん (@tokiko_dayon) August 7, 2019
今回は流行りに乗って、私が自己肯定感を高めるためにしていることをまとめました(乗り遅れた感)。
なお、字数の問題でぴぴちゃんと接する上で気をつけていることは次になりました。
自己肯定感が高まってたこと3選
実は私、5年位前まで自己肯定感の鬼低い男子大学生でした。
何してもパッとせず、他人に認められることもなく、ましてや「俺ってもしかしてすごい!?」という感情など全く無かったものですからだいたい何をやってもダメ。
今思い返すと精神状態もひどいもので、「何者かになりたい」と思いつつ「何者にもなれない自分」に更に辟易。
そんな日々でした。
自己肯定感を下げてくる原因を断つ+上げてくれる人に会う
大きな転機は一人暮らしを初めたことです。
環境が悪いと、すべてが悪い方向に転がってしまう
実家ぐらしは私にはあってなかったのでしょう。
泥沼な日々を送っていました。
まずめちゃくちゃ貧乏な苦学生でした。
大学まで自宅からだと往復4~5時間かかり、理系だったもので授業も朝イチから夜までだったので正直バイトもほとんどできない生活だったのです。
そんな状態を父親は全く理解しようとせず無理に大学まで通わせた挙げ句、稼げない分のお金なんかくれるわけがないのですから実家ぐらし時代は貧困を極めました。
最低限バイトをやろうにも、週に何十時間も入れないので自分よりあとから入ってきた『文系下宿勢』にすぐに抜かれてしまい社員やバイトリーダーから「使えないやつ・時間をコミットしないやつ」みたいな扱いを受けました。
反骨心だけはあったものですから社員を見返すため頑張ってしまい、結果本業も疎かになり留年するという、自己肯定感からは程遠いクソみたいな人生でした。
挙げ句、親からは「自己責任」と言われる始末。
いや、ふざけるな。


あー苦労したなあ、ホント
環境が変わると、気分も変わる
一人暮らしを始めてから目の前のキリがぱあっと晴れたようでした。
まず、自分の自由に使える時間が格段に増えました。
もちろん大学や研究室、バイトも盛り沢山なので全然自由な時間は取れませんでしたが(深夜に遊んでたのでこの時代殆ど寝なかったなあ)、誰に構うこともなく好きなときに好きなことができる、そう思うだけで自然と「生きててよかった、人生なんだか楽しいぞ」と思うことができました。
「生かされている」のではなく「生きている」
そう実感できた、私にとっては貴重すぎる期間でした。
自己肯定感を上げてくれる人の存在は大きい
友人のひとりに中国人留学生がいました。
彼も留年した『仲間』の一人なのですが、彼は家庭に恵まれていたからなのかお国柄なのか、自己肯定感の塊のような男でした。
とにかく自信過剰。
そんな彼は本当にお調子者と言うか、めちゃくちゃ人を褒めます。
授業中になにか問題を教えてあげるたびに「天才やな!!」と大声でいい、彼から紹介されたバイトに初出勤したときは「どんなイケメンが来たのかと思ったわ!!」と声をかけるなどと、今まで出会わなかった種族の人類でした。
彼といる中で、私の自己肯定感もじわじわ底上げされていったのだと、今になると思います。
ちなみに、彼から紹介されたバイトはスーパーのレジ打ちなのですが、生活費を全面的に稼ぐためにかなりの時間働いていました。
必然的にめちゃくちゃ重宝され、労われまくりました。
今となってはなんとゲンキンな奴らだと思いますが、それまでは親からも他人からも「労われる」という経験がろくになかったものですから、当時はかなり衝撃的でした。
そこからコミット⇨労われる⇨更にコミットという社畜のような流れを取るのですが、自己肯定感皆無だった当時はそれで良かったのです。


これを意識的・体系的にするのがブラック企業ですよね。
この一件から、自己肯定感を下げてくる環境からは一刻も早く身を引いて、上げてくれる環境に身を置くことの大切さを身をもって知りました。
コミュニティ内でオリジナルの技能を持つ
オンリーワンの存在になると自尊心とか、自己肯定感というのは勝手についてくるよなあという話です。
みんながやらないことをやる
これは大学院の研究室でやったことです。
私が所属していた研究室では福祉関係のロボット開発を行うのですが、ロボットの開発には
- ハードの設計・制作
- 電気設計・制作
- ソフトの組み込み
のすべてを行う必要があります。
この流れでほぼ全員が「ひとり一台」なんらかのロボットを作るわけですが、控えめに言ってかなり大変です。
ていうか、ほぼ無理。
というのも私の学科ではプログラミングは履修がないので、プログラミングに関してのみ全員がド素人からはじまるのです。
4年生で研究室に配属され、1年から最長でも3年(授業・就活含む)でハード設計からソフトを組み込んで完成に持っていくのは至難の業でした。
先輩方もかなり苦労されていたようで、『不夜城』とよばれドロップアウト率学内最高の研究室でした。
当時既に留年していた私は、そんな研究室に「くじ引き」で配属され、当然同級生は全員後輩でした。
しかも不夜城に挑もうという「意識高い系の成績優秀者」が集まる研究室だったので、私は自分でも「俺がドロップアウト最有力候補だな」と感じていました。
しかし既に留年している身、これ以上遅れを取るわけにはいきません。
私は4年生の間にハード面を完成させプログラムの勉強をし、大学院1年目の夏にはなんとか実機を動かせることができました。
そしてここで普通の人は次の機体の設計(またイチから始めるということ)に移るのですが、私は『プログラム専門の人』になりました。
みんなが作る機体の電気設計+制作を手伝い、ハードが完成したらそれに命を吹き込む担当ということですね。
みんなができるだけ避けて通りだがるプログラミングを、敢えて専門にしたのです。


プログラミングが楽しかったというのも、もちろんあるんですけどね
当然みんな楽ができるとあって、私をめちゃくちゃ頼りにしてきます。
勉強が苦手で留年した私でも学年主席と対等に話ができる、という経験は私におおきな自己肯定感を与えてくれました。
新しい技術に誰より早く馴染む
スーパーのレジうちバイトでも同様の経験があります。
転機はバイトを始めて半年くらいたった頃、レジ機が総入れ替えとなりました。
私は「これはチャンス」とスキあらばレジ機を勝手に弄り倒し、店で社員の次に早くレジ機の操作をマスターしました。
機械に弱いパートおばちゃんたちや先輩の文系バイトたちは、「困ったら社員か私に聞くしか無い」という状況を作ったのです。
みんなに頼られるという状況も、私に自己肯定感を与えてくれるには十分でした。
とはいえ、ここで威張り散らせばたちまち干されるので低頭平身は心がけましたが。
目標を設定&達成する
この時期くらいから、社会生活がうまく回り始めコツを掴んできます。


必ずできると思いながら、ちゃんと達成できるように考えながらやると、だいたいのことはうまくいく
そう感じはじめ、「ちゃんとできるじゃん俺」を育てていくためにドンドン「目標」を立ててはチャレンジし、片っ端から達成しました。
チャレンジして達成した内容は
- 糖質制限ガチって4ヶ月で8kg落とす
- 北海道を自家用車で一周(陸路経由)
- リビング防音化DIY
- 入社一年目で特許出願2件(うち採用2件)
などなどたくさんあります。
しょぼくたっていい!!
自慢がてら大きい目標を言いましたが、始めから大きなチャレンジをしようと思ったわけではありません。
始めは本当にしょぼい目標から入りました。
例えば【明日1限絶対出席する】とか、そんなんです笑。
それに、目標は絶対達成しなくてはいけないわけでもありません。
しょぼい目標も忘れるくらい数を打てば、達成したやつしか覚えられないので必然的に自己肯定感も上がります。
例えば
- 明日は早く起きる
- いつもコーヒーメーカーのコーヒーだけど、明日だけはハンドドリップする
- ジャズをかけて優雅な気分に浸る
という3つの目標を立てたとして、
- 予定通り起きて
- ハンドドリップでコーヒー淹れて
- 優雅な気分に浸る
ができたら、すでに朝イチで目標を3つ達成してるんです。
実はジャズかけ忘れているんですが、できた3つを思えば何ということはありません。
自分で立てた目標を達成した段階でもうすごい。
人ってあまり自分で目標を立てることって無いように思いませんか?
もしくは大きな目標をいきなり立てていつの間にか消滅してるとか。
そんなこんなで何も考えないままだと学校が、会社が、親が押し付けてくる目標をただひたすらこなすだけの生活になります。
そして押し付けられた目標に届かないと社会的な制裁が加えられ、自分という人間そのものを否定してくる。
酷い話ですよね。
もうこうなったら自分で立てた目標を自分で達成して自分で褒めましょう。
たとえ早起き失敗しても何ということはありません、明日またやって成功すればいいんです。
何度やっても無理だったとしても諦めて自分を責めてはいけません。
早起き達成するための戦略を練りましょう。
自分で練った戦略が成功したときは、そりゃもう気持ちいですよ?
「さすが俺(私)やわ」を口癖に
小さな目標を達成すると言ってもはじめは
「いや、しょぼすぎやんそんなんで自己肯定感とか上がるわけないん、ナメすぎ」
と思われるかもしれません。
そんなあなたにこそつぶやいてほしいのがこの言葉
「さすが俺やわ」
これは魔法の言葉だと思います。
まず口に出してみましょう、誰にも聞こえないように。
なんだかムズムズするようなら大丈夫、絶対に自己肯定感上がります。
明日から早起きコーヒーですね!、、、まあ目標は何でもいいわけですが。
コツは本当に小さな目標から入ること、そしてその一つ一つを達成するたびに「さすが俺(私)やわ」と言うこと。
まあ人前で言っちゃうと結構アレな人になるのでおすすめしませんが、どんどん自分を褒めていきましょう。
- 目標を片っ端から成功させて「さすが俺やわ」
- 目標なんか立ててなくても、ちょっといいことをしても「さすが俺やわ」
- 本当に偶然でラッキーなことがあったときでさえ「さすが俺やわ」
どんどん言って、自分に聞かせましょう。
自然と「次はこれ、できる気がする」と思い始める自分がいるはずです。
自己肯定感をあげるといいことが多い
デメリットは「自分を過大評価しすぎてまれに事故る」くらいでしょうか。
ほかはメリットしかありません。
そして上で紹介した自己肯定感の上げ方については「結果的にこうして上がったよ」と紹介するもので、人によっては結構「マッチョな話」に見えるかもしれません。
そんなときは無理をしないのも一つの手だと思いますし、他の方法を探す、オリジナルの方法を探すもまた、一つの選択肢です。
いつかの私のように無駄な苦労をしている人が一人でも減ることを願っています。
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