発達障害の方の特徴の一つに『能力に偏りがある』ことがよく言われています。
うちのASD女子ぴぴちゃんもご多分にもれず、記憶力一つとっても覚えられること・覚えられないことの差がすごいんです。
今回は、そんなぴぴちゃんの『物忘れ』を防止するツールを紹介します!
物覚えの偏りが激しいぴぴちゃん
まず、ぴぴちゃんは決して物覚えが悪いわけではありません。
私との何気ない会話とか、私といつどこに行ったとかはめちゃくちゃ覚えています(これは私のほうが全然覚えられない、、、)。
反対に、『今日スーパーで買うもの』や『明日ホームセンターに行く』といったことはかなり覚えづらそうです。
何が問題かと言うと、ぴぴちゃんは自分で覚えられないことは全部私に投げて覚えさせようとしてくるのです。
これ今週末買いたいから覚えといて~
いやそれ普通に無理だから!
手にでも書いとけ
そこから実際に買いに行くまで、毎日くらい「土曜日には〇〇と〇〇と~を買うからね!」とか言われる始末。
アカン、ノイローゼになる、、、
もちろん買い物当日、行く前にも買いたい物リストを聞かされます。
もはや聞いているようで全く耳に入ってきません。
拒否反応だろうな、、、
そして買い物後、自宅にて
アレ買うのわすれてたああああ
すすちゃんなんで何も言ってくれないの!?
知らんがな、自分の物覚えの悪さを差し置いてよーゆーわ
メモをとるようにも言ってみたのですが、全くダメでした。
買い物にメモを持っていくことを忘れてしまうのです。
まあ無理もありません、我々現代っ子はスマホは肌身離さず持ち歩いてもメモなんか、まあ持ち歩きません。
使うのはTodoist
ということで、買い物忘れを防ぐため(と私のノイローゼを予防するため)我が家ではTodoistを使っています。
ビジネスマン御用達のアプリ『Todoist』
Todoist、タスクをプロジェクトごとに優先順位付けしながら設定できて便利ですよね!
私も大学院時代→会社員ともうずっと愛用しております、有料会員です笑
ビジネスライクなTodoistの使い方は他に任せるとして、この記事ではTodoistを我が家でどのように利用しているかをお話したいと思います。
我が家でのTodoistの使い方
Todoistは主に「買い物メモ」と「掲示板」という用途で大活躍しています。
買い物メモ
これはもう見たままですね、買おうと思っているものを片っ端からタスクに投げる!
そして、買ったら消す。
ザ・単純。
掲示板
もう一つの役割が「掲示板」としてです。
ぴぴちゃんは「明日までにちゃんとこれしといてな!」とか「~日までにアマゾン発注しといてな!」とか多大な量のタスクを命じてきやがります。
これらもいちいち言われるのも腹が立つので、Todoistに間に立ってもらっています笑。
「ここまでにやっといて」という時間にリマインドを設定し(やがっ)ているので忘れる心配もありません。
Todoistを使うメリット5つ
アプリが確実に覚えてくれる
これが最も大きいポイントです。
人間はそんなに多くのことを覚えていられません。
しかし、ぴぴちゃんは覚えていられないことにもちょっとした恐怖を感じてしまうのでしょう。
だから私に必要以上に圧をかけてくるのだと思います。
その点、Todoistに登録しておくとまあ消えることはありません。
この「忘れない」という点がぴぴちゃんにも結構安心感を与えるようで、私に聞きまくってくることが激減しました。
Todoist最高
リマインダを設定できるという点も、「入れっぱで忘れることがなさそう」と更にぴぴちゃんに安心感を与えてくれます。
もうTodoistのない世界に戻れる気がしません(過言)。
終わったら順次消していける
ぴぴちゃん的に、安心感+タスクを消す快感みたいなものにハマっているようです。
タップしたらすぅっと消えていく感じが良い
そうで、アドベンチャー感覚で手に入れたら消す、を積極的にしてくれます。
終わったものから「見えなく」できる
さらにリストの数が多いときにも、消せる機能は有効です。
何がまだ買えていないのか、ひと目で分かるのです。
そもそもリストにいっぱい書いてあると、普通の人でさえ何かしら見落としがちになりますよね。
ぴぴちゃんはその見落とし始めるラインが低めに設定されているのです。
多少店舗の中を行ったり来たりすることになっても「全部消せるまで帰れま10」することによって買い忘れを撲滅することができます。
プロジェクトを共有できる
これがTodoist導入の決め手です。
プロジェクトを共有することで、タスクを二人で別々のところで確認することができます。
掲示板的な使い方ができるのもこの機能があってこそです。
また「二人で同じものを買っちゃう」ということがなくなり買い物にも重宝します。
コメント機能でSNS的に使える
これはちょっと番外編的な使い方になります。
共有されたタスクにコメントをつけると共有している全員に通知がいき、全員が見ることができます。
出自がビジネスツールなので当然といえば当然の話しですが、、、
この機能も家庭ユーズに流用すると、なんと「会社PC用Line」と化します。
家の人にどうしてもの用事があった時だったとしても、会社の中で就業中LINEをするのはちょっと気が引けますよね。
とはいえ、離席するほどのことでもない(ていうか私の前職は電話スペースみたいなところが激遠かった)というときに重宝しました。
Todoistを会社PC用のLine化する方法
- 会社PCのChromeにインストールし、まだなら会員登録(有料)します。
・こちらにログインしましょう。
・社用PCは基本的に「勝手なソフトインストール不可」のものが多いですが、Chrome内ならいけます。 - お家の方のスマホにTodoistをインストール、会員登録します。
- 社用PCから共有用プロジェクトを作成します
- 共有用プロジェクトにお家の方用アカウントを招待します
・こちらの画像を参考にしてください
まとめ:Todoistは第2の脳
Todoistは頭の中の覚えなくてはならないことを移して、頭の中の容量を空けるような「第2の脳」として使えるアプリです。
本来は仕事のプロジェクトを管理するような機能を流用して、今回は発達障害のぴぴちゃんの記憶力を補完するような「脳」として使用しました。
しかし、別に発達障害にしか使えないようなシロモノではなく、誰の脳にもなりえる超絶便利ツールです。
コメント機能でSNS的な使い方もできたりなど、工夫次第でかなり便利に使うことも可能ですよ。
未だ使ったことのない方、ぜひ一度Todoistを使ってみましょう。
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